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11月技術セミナー

タイトル:「直流電圧測定と不確かさの評価」      

期日: 2001年11月14日(水)、15日(木)、16日(金)
場所: 東京会場 (株)フルーク 会議室
       (東京都港区芝大門 2-2-11 泉芝大門ビル、株式会社フルーク 2階)
費用: 一人94,500円(税込み)
参加申込: 株式会社フルークにお申込ください。Tel: 03-3434-0181
講師: エム・ティ・エー・ジャパン 遠藤 忠
(前電子技術総合研究所 基礎計測部長)...................... 講師紹介
主催者: 株式会社フルーク、有限会社エム・ティ・エー・ジャパン 共催

技術セミナーの詳細

1.タイトル:直流電圧測定と不確かさの評価

2.目的
 企業現場での実践に役立つように、測定の不確かさの評価についての理解を深めることを目的とする。そのために、
1) 今回のセミナーで中心として捉えている「測定の不確かさの評価」が、なぜ計測技術の能力を証明するための核なのか?というテーマについて、技術的背景、理由、歴史的流れなどから認識を共通化する。
2) 幾つかの実例や講師の経験を紹介しつつ、実務に役立つように、ISO-GUM に基づいた不確かさの評価についての理解をさらに深める。

3.内容
3-1) 電気標準のトレーサビリティについて
・国家標準に始まって企業における計測器の校正に至る電気標準のトレーサビリティ体系の認識を深める。
3-2)「不確かさの評価」の必要性、不必要性について
・各種認証認定制度および校正、試験、検査、検定業務における不確かさの評価の必要性、不必要性についての認識を深める。-----> ケーススタディ形式による参加者間の討論と共通認識の合意 -----> 参加者からの質問、問題提起などが多くあることを強く希望する。
3-3) 不確かさの評価法の数学的背景について
・統計論(誤差論)の基礎について簡単に復習する。
・ISO-GUM (ISO による教本Guide to the Expressing of Uncertainty in Measurements)についての解説と実務に役立つであろういくつかの補足事項を紹介する。
3-4) 電圧測定と不確かさの評価の実際について
・講師の ISO-GUM の理解と電総研での経験に基づいて、電圧の校正における不確かさの評価の一連の流れを紹介する。
3-5) DVM (ディジタル・ボルトメータ) の校正の実際について
・電圧や抵抗の校正や測定の自動化のために DVM や DMM (ディジタル・マルチメータ) が広く使われている。しかし、DVM や DMM の校正とその不確かさの評価を使用者自身が独自に行うことを求められても、それに応えるのはたいへん困難な課題のように見受けられる。そこで、直流電圧測定と不確かさ評価の一実例として、このセミナーにおいてDVM の簡便かつ高精度の校正法を提案し、不確かさの評価に関連した講師の一連の作業を紹介する。------> 現在、実際に装置の設計製作を進めているが、セミナー当日にその装置を稼動し、DVM 校正のデモンストレーションを行う予定である。


4.目次と時間割:

第1日目午前:
1.不確かさの評価を考える前に
1.1. 電気の標準のトレーサビリティと試験所認定制度
1.2. 試験所における不確かさの評価の必要性、不必要性
1.3. 校正事業所に見られる電圧測定(校正)法の分類
1.4. 測定(校正)とは

第1日目午後:
2.不確かさの評価のための数学的背景について
2.1. 従来の誤差論あるいは統計論の復習

第2日目午前
2.2. ISO-GUM に基づく不確かさの評価の概論
3.ISO-GUM に基づいた不確かさの評価をよりよく理解するための補足事項
3.1. 誤差、不確かさと見落とし
3.2. Type A と Type B の不確かさ
3.2.1. 不確かさのType A、Type B への分類
3.2.2. Type A の不確かさの特徴
3.2.3. Type A の不確かさの利用法
3.2.4. type B の不確かさの導出

第2日目午後:
3.3. 不確かさの伝播則
3.3.1. 感度係数(Sensitivity Coefficient)の意味するもの
3.3.2. 感度係数の整理
3.3.3. 相対的な不確かさの取り扱い

第3日目午前:
4.電圧校正と不確かさの評価のプロセス
4.1. 不確かさの評価の手順
4.2. 測定(校正)法の設計、決定
4.3. 不確かさの事前の見積もり
4.4. 測定系の操作
4.5. 不確かさの評価

第3日目午後:
5. DVM の校正法の一提案
5.1. DVM (あるいは DVM)の校正法
5.2. DVM 校正のための一提案
5.3. 最小二乗法
5.4. DVM 校正への最小二乗法の適用
5.5. 回路設計と回路動作
5.6. 測定実験と結果


講師紹介
遠藤 忠
慶應義塾大学工学部計測工学科卒業。同修士課程修了。工学博士。
通産省電子技術総合研究所(現独立行政法人産業技術総合研究所)勤務(1968.4〜2001.3)。 国際度量衡局(BIPM、パリ在)客員研究員(1984.8〜1986.12)。
ジョセフソン効果電圧標準、量子ホール効果抵抗標準、交流/直流変換標準、キャパシタンス標準、単一電子量子電流標準の研究開発および極低温デバイスの精密電気計測への応用の研究開発に従事。
NATA(オーストラリア国試験所認定機関)認定テクニカル・アセッサー(電気分野)
当社取締役、技術本部長
Email: tendo@mtajpn.com



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